Case study 事例

大阪電気通信大学でm060+水平テーブル 受注

  • 導入事例

About company

大阪電気通信大学 工学部建築学科 辻聖晃教授

建築構造分野で、免震・制振技術を組み合わせて、より安全・安心な建物の実現をめざす「ハイブリッド免制振構造」を専門としています。

Customer challenge

建物の模型を振動させて、建物が地震を受けたときの揺れ方や壊れ方を再現し、新しい現象の発見や数値シミュレーションの検証を行うために振動台を必要としていました。

例えば、ダンパーを設置した建物において、地震作用中にダンパーが壊れるとダンパーを最初から設置していない場合よりも地震に対する応答が大きくなるという「地震時応答逆転現象」の検証です。

導入にあたり重要視されていたのが「再現性」です。「再現性」とは昨日検証した結果と、今日、同じ条件で検証した結果が同じであることです。

IMV製の振動台は,作動環境に左右されない高い再現性を持っており,高精度での検証実験が可能になります。

もうひとつが「地震波の再現」です。実際の地震から取得した波形を振動台上で再現する場合、狙った変位を確保する必要があります。(変位制御)

IMV solution

「再現性」について

IMVのご提案する動電式振動試験装置は電気信号で振動を制御します。そのため日によって再現度合いが変わることはなく、精密な振動制御が可能です。高精度な振動再現による検証ができると好評いただいております。

「地震波再現」について

加速度値を振動制御に使用する「加速度制御」だけでなく、変位値による「変位制御」もしたいというご要望にお答えしました。それを可能にしたのがレーザー変位計です。振動台内部に格納することで、サンプル取付時にも邪魔にならず、すっきりとした見た目を実現しました。

Customer benefits

実際の地震を受けたときに建物が壊れてゆく様子を実現象として再現できるので、学生に耐震設計の重要性を実感してもらうことが可能となりました。

mシリーズ(低騒音小型振動試験装置)

特長

  • 冷却ファン内蔵で静音設計
  • 電力増幅器は高効率かつ省スペース
  • コンパクト設計により省スペース化を実現
  • 振動発生機(加振機)の持ち運びが可能